このI2Pの実装(このサイトで配布しているJavaの実装)には、"厳しい国の一覧"というものがあり、 I2Pのようなアプリケーションが法律で制限されている可能性がある地域で、 ルーターがどのように振る舞うべきかを決めるために使用しています。 例えば、我々が知る限りでI2Pの利用を禁止している国はありませんが、 他人のルーティングに参加することを広範に禁止している国もあります。 「厳しい」国に属すると思われるルーターは、自動的に「秘匿」モードが適用されます。
本プロジェクトは、使用者の保護を提供する決定を下すために、市民団体やデジタル人権団体から提供される調査に依存しています。 この場合、フリーダム・ハウスが提供する継続的な調査が参照されています。一般的なガイダンスでは、市民の自由度(CL)点が16点以下、またはインターネットの自由度点が39点以下の国を含めることとしています。
秘匿モード概観
ルーターが秘匿モードになると、その振る舞いについて3つの重要なことが変化します。 NetDBにルーター情報を公開しなくなり、参加するトンネルを受け付けなくなり、 同じ国にあるルーターへの直接接続を拒否するようになります。 これらの防御策は、ルーターを確実に列挙することを難しくし、 他の人のためにトラフィックをルーティングする際の制限に抵触することを防ぐためです。
2020年の時点で厳しい国の一覧
/* Afghanistan */ "AF",
/* Azerbaijan */ "AZ",
/* Bahrain */ "BH",
/* Belarus */ "BY",
/* Brunei */ "BN",
/* Burundi */ "BI",
/* Cameroon */ "CM",
/* Central African Republic */ "CF",
/* Chad */ "TD",
/* China */ "CN",
/* Cuba */ "CU",
/* Democratic Republic of the Congo */ "CD",
/* Egypt */ "EG",
/* Equatorial Guinea */ "GQ",
/* Eritrea */ "ER",
/* Ethiopia */ "ET",
/* Iran */ "IR",
/* Iraq */ "IQ",
/* Kazakhstan */ "KZ",
/* Laos */ "LA",
/* Libya */ "LY",
/* Myanmar */ "MM",
/* North Korea */ "KP",
/* Palestinian Territories */ "PS",
/* Pakistan */ "PK",
/* Rwanda */ "RW",
/* Saudi Arabia */ "SA",
/* Somalia */ "SO",
/* South Sudan */ "SS",
/* Sudan */ "SD",
/* Eswatini (Swaziland) */ "SZ",
/* Syria */ "SY",
/* Tajikistan */ "TJ",
/* Thailand */ "TH",
/* Turkey */ "TR",
/* Turkmenistan */ "TM",
/* Venezuela */ "VE",
/* United Arab Emirates */ "AE",
/* Uzbekistan */ "UZ",
/* Vietnam */ "VN",
/* Western Sahara */ "EH",
/* Yemen */ "YE"